のだめに引き続き、クラシックを扱ったコミックを読む。
いやー、同じ素材を扱っていながら、こんなに違う話になるなんて、と興味深かった。
のだめは、からっと笑える。おしゃれと馬鹿馬鹿しさとシリアスさがうまく同居している。
森のピアノは、泣いている場面がとても多くて、でも暖かい。そして、一昔前のスポ根の名残がちょっとあるかな。つまり、往年の名選手が無名の新人を見出して育てる話。
両者ともに共通しているのは、主人公の才能が、「そんなのありえなーい」と叫びたくなるほどにとんでもないこと。楽譜どおりには弾けていないのに、いたく人を感動させるという設定がよく似ている。
主人公に、そんな、誰もが憧れるような力を持たせるから、ファンタジーというか、コミックとして成り立っているんだろう。逆に、読者を楽しませるなら、そのぐらいずば抜けた魅力を持たせなくては、ということだな。
それにしても、カイくん、きれいな若者だな。その強さと美しさの裏に並々ならぬ努力がひそんでいるところもいい。

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