449020504X もっと知りたい世界の民族音楽
若林 忠宏
東京堂出版 2003-09

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民族音楽は実に奥が深い。それだけでなく、複雑に歴史と地理が絡まりあってるんだと、まるで世界史の教科書を読んでるようだった。
強い国が近隣諸国を支配することによって、文化も伝播するし、逆に政治的支配をしながら、文化面では被支配民族の影響を強く受ける国家もあったり、さまざまで面白い。


弦楽器の発生地はやはり西アジアのようだ。特にペルシャ(現在はイラン)あたりらしい。それが東へ渡って琵琶や胡弓。西へ渡ってマンドリンやギター、バイオリンへと変化する。
楽器の名前や特徴が各地へ伝わるにつれて少しづつ変化していく様子が面白い。
演奏スタイルも、すでに作曲された古典音楽の演奏(クラシックみたいなスタイル)が中心の地方、いくつかの決まりごとを守りながら即興演奏を繰り広げる(ジャズみたいなスタイル)のが中心の地方があって、その境目はインドにあるとか、興味深いことがたくさん。
また、吟遊詩人とか旅芸人という単語も頻繁に出てきて、そのたびに想像力を刺激されるのだった。(^^)

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