4862481825 環境問題はなぜウソがまかり通るのか2 (Yosensha Paperbacks (029))
武田邦彦
洋泉社 2007-09-12

by G-Tools

書店で立ち読みして、なんだか面白そう+資料的価値もあるかな、と思って購入。ペーパーバックで1000円はいかがなものかと思ったが、読んでみれば結構なボリューム。ハードカバーで出していたら倍以上の値段はするだろう。もちろん数か月待てば、某中古書店で半額で手にはいるだろうけど。
でも、今読まなきゃ価値が減る、という内容の本もあるのよ。雑誌みたいにね。


どんなトンデモ本かと思ったら、きちんとデータをはじき出した上での、至極まっとうな主張だった。つまるところ、日本人よ、ものを大切にするという昔ながらの美徳を復活させよう、という話に落ち着くのだった。
内容的には、「地球温暖化の犯人は二酸化炭素とは限らないんだ」とか「京都議定書により、実際に二酸化炭素を減らさなくてはいけないのは日本だけなんだ(言い換えれば欧米諸国にはめられた、とも言う)」とか「へぇ、同じリサイクルでもアルミはOKでペットボトルはNGなんだ」と目からウロコが落ちる話もあれば、レジ袋を削減しても環境問題には何の効果もないという、前々からそうではないかと感じていた指摘もあって面白かった。
環境問題は今や政治的駆け引きの材料になっているということだ。そして政府は都合のいいデータしか流していないらしいし、マスコミはそれに追従する。公正な立場をとらなくてはいけない科学者でさえ、政府に金でまるめこまれているという現状も指摘されていた。
やれやれ、何が正しくて何が胡散臭いのか、自分の目で確かめないといけない時代なんだな。というか、人間の社会なんて、昔からずっとそうなんだろう。

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