4562037083 絵解き中世のヨーロッパ
フランソワ イシェ Francois Icher 蔵持 不三也
原書房 2003-11

by G-Tools

中世の様子を活写したミニアチュール(細密画)をもとに、当時の人々の暮らし、社会構造、精神構造などを解き明かす書。
文字が読めない人々が多かった時代、絵は言葉の代わりとなり、神の福音を伝え、地獄の恐ろしさを語り、規範を示した。
面白いのは、同じ森が農民の視点と騎士(貴族も含む)の視点と、王や司教の視点からみると、まるで違うものに見えるということ。
農民や職人にしてみれば、採取・燃料確保の場、騎士にとっては軍事訓練としての狩場、王や司教にとっては財産であり適切な管理を必要とする場。
中世には面白く、興味深いことがつまっている。

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