4265072038 鬼にて候 1 (1) (YA!フロンティア)
横山 充男 橋 賢亀
岩崎書店 2007-05

by G-Tools

面白すぎます! 
先祖代々悪鬼退治を行ってきた童門一族に生まれた保(たもつ)くんは、ごくごくありふれている……どころか、少々臆病なほどの少年。彼が鬼道師としてまわりの大人に支えてもらいながらデビューするのが今回の話。
悪霊や悪鬼を退治する鬼道師といえば、聞こえはいいけれど、その実、12歳の少年にはちと荷が重過ぎるほどの残酷さ、苛烈さを持ち合わせていなくてはならないわけで。でも、保くんはヘタレ系ながらも、ちゃんと乗り越えて見せた。可愛いのう。(こらこら)


鬼が鬼を退治するという設定に、ついつい「仮面ラ○ダー響」を思い出し、主人公の父に「必△仕事人」の影を見、さらに主人公のクラスの担任の、ものすごく微妙な描写では「水の精霊」の1巻を思い出したりした。
一番「をを!」と思ったのは悪霊の正体と、授業で登場した「悪党」の定義とその背景。ひねりが効いている上に奥が深い。それに物語の芯に、やはりあの「水の精霊」の作者だなぁと納得する部分が大いにあって、そこが好きだ。今回、人の業を背負うのは男性陣の役回りなんだな。
この本はできたら自分が小学生のうちに出会っておきたかったけど、タイムマシンでも使わない限り、無理か……。

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