schumann-shoeman Schumann the Shoeman

オーストラリア在住の絵本作家による、靴職人のお話。(邦訳はまだありません)
本物の職人の仕事(作品)は、たとえ店を奪われようが、職人の命が尽きようが、のちのちまで残るもの。
主にコラージュを利用して描かれており、あまりのセンスの素晴らしさに一目惚れしてしまった。普通に綺麗な素材を取り合わせてあるわけではなく、キモい・グロいの一歩手前なシュールさで、絶妙な調和がとれている。ページをめくるたびに「こんな取り合わせもあるのか」目が釘付けになる。


さまざまな素材・柄に混じって、一段と目を引くのが楽譜の切れ端。ある時は背景にこっそりまぎれ、ある時はムカデの足として堂々と存在を主張する。気をつけてみると、明るい色調のページには必ずといっていいほど楽譜のコラージュがある。
本文を声に出して読んでみる。
なんて綺麗なひびき! 言葉の韻が詩のように整っていて、朗読するだけで歌を歌っているみたいなリズム感が出てくる。
もし日本語に訳すなら、この言葉のひびきは絶対に壊したくないなぁ。
この作者は物語の中に音楽を忍び込ませたかったんだ、と勝手に確信。
だいたい、Schumannといえば、「子どもの情景」や「謝肉祭」を書いた作曲家のロベルト・シューマンでしょ? 

広告