久しぶりに猫町倶楽部で遊んできた。
今回は豊田市中央図書館にて、特別イベント【図書館を遊び尽くす新しい読書会「図書館deひとめぼれ」】への参加。

駅から図書館のある参番館までは、近くの駅ビル同士をつなぐ遊歩道が整備されており、季節柄、クリスマスイルミネーションが綺麗。

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ふだん敷居が高いと思われている「図書館で遊びつくす」試みで、本はもちろん大の図書館好きとしては反応せざるを得ないイベントだった。
何をするのかというと、閉館後の図書館内を探索して「読んだことがないけれど、なんだか気になる本」を発見する。お題は決まっていて、①自己紹介となる本 ②大切な人に贈りたい本 ③ひとめぼれした本。1冊当たり、約20分かけて探しだす。これが長いのか短いのか。図書館や本屋に入るとなかなか出てこれない自分にとっては程よい時間だったかと。
続いて、グループ内で選書の理由を互いに発表しあう。これは一冊あたり約5分。しゃべる時は5分は意外と長い。
ちなみに管理人が発掘した本は以下のとおり。リアルな知り合いが見れば「やっぱり~ニヤニヤ」となる顔ぶれじゃないかな。

①自己紹介本

ピアノはご存知平均律で合わせますが、するとどうしても和音に濁りが出てしまいます。その濁りをどのように調整するか、というのがピアノ調律師の腕の見せどころらしいです。びよら弾きには無縁の悩みですが(色んな意味で)、ズレとどうつきあうか、というテーマが深そうです(ただし未読本につき内容は保証できません)。

②大切な人に贈りたい本

「大切な人」が誰であるか、という前提がまず必要ですが、親しい友人という設定で。いくら親しいと言っても、自分の好みを押し付けるわけにはいかないので、ヴィジュアルの美しさで攻めます。最初は月や星、風景の写真集を想定していましたが、イラストの美しさ&その後ろに流れる哲学の美しさ、というダブルパンチでこの本に決定。実は同シリーズの『音楽の美しい宇宙』は読了しておりまして、これがまた惚れ惚れするような美しい本だったのです。てか、アルケミスト双書は制覇したいです。

③ひとめぼれ本

最初から、少しヘンな本を選ぼうと思っていましたが、これはタイトルと表紙写真の美しさが決め手。先日お寺へ紅葉狩りに行った時、コケの上に落ちた紅葉の美しさに「へぇ~」と感動し、そういえば日本庭園とコケは切っても切れない仲じゃないかと、興味を持ち始めていたのも選書の理由。

同じグループの他の人達の選書とその理由を聞くと、自己紹介本についてはやはり、自分の趣味や興味を持つことに関連したもの、贈りたい本については、写真が豊富だったり見た目が美しいもの(7人中、2名が絵本を選択していた点は興味深いし、1人はピンポイントで現時点の奥様に必要と思われる実用本だったというのも面白い)、ひとめぼれ本については、見た目はもちろん、タイトルのインパクトの強さが共通していたと思う。ネタになる本、と言ってもいいかな。

というわけで、たった3冊、されど3冊。選んだ本を見てその理由を聞くとその人の人となりが、かなり出てくる。ひと様の選んだ本を見るのは楽しい。「そこにそんな本があったのか」という驚きもあれば「わたしが読みたい本をどうしてあなたが持ってきた?」というのもある。でも、本の後ろには必ず、それを選ぶ人のものの考え方が反映されるので、今回は何を読んだかといえば、グループメンバーの価値観や人間性の一部を見せていただいた、ということになる。人との出会いを大事にする猫町さんらしい企画だった。まあ、これで図書館の敷居が下がったかといえば、自分の場合は最初から敷居など感じたことがないので、なんとも……(汗)ただし、地元の図書館に比べてずいぶん充実した棚だったなあと、少し羨ましくなったのだった。

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