12月も忙しかったですねー(毎度のことなので、ついに棒読み)

「言葉が鍛えられる場所」というのは、主に詩歌についての評論ですが、タイトル通り言葉を使って何かを表現することの難しさ、恐ろしさ、不可能性について思いを巡らすよい機会になりました。
「星うさぎ」は美しいけれども本当に不思議な物語で、でも一番最後のページに書かれた献辞を目にした瞬間、すべての謎が解けたように思いました。人は肉体を失った後でも人生の痕跡をあちこちに残してゆくものなのです。

O-bakeの本棚 – 2016年12月 (2作品)
言葉が鍛えられる場所

 

星兎
星兎
寮美千子
読了日:12月26日

 

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本はわずか2冊ですが、実はコミックはたくさん読んでいまして、ドラマ化で話題になった「逃げ恥」ですとか

「1巻目無料」につられてつい最新刊まで読み進めてしまった「遅効性SF」こと「ワールドトリガー」ですとか

ワートリはいちおう異世界SFではありますが、バトルものとしての設定が素晴らしく良くできていて、ゲームにしたらさぞ面白いだろうなあと思いました。
逃げ恥は、結婚というテーマに現代的な切り込みを入れていて「へぇ」と唸りましたね。ジェンダー問題は、この時代になってようやく地に足が着きはじめたところです。

あと忘れていけないのが、こちら。

「この世界の片隅に」ですっかり有名になった、こうの史代氏を扱ったユリイカ11月号です。内容は非常に盛りだくさんで、映画監督との対談から、作品解説からエッセイから、実験的手法の解読など、さまざまな角度でこうのワールドを眺めることができます。今の時代「まんが」といっても、それは子どもや若者だけのものでもないし、エンタメだけでもない。表現手法やテーマはいくらでも進化・深化するのだと思い知りました。

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