電気羊の夢の続き(ブレードランナー 2049)

この夏、名古屋SF読書会でフィリップ・K・ディック『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』を取り上げたところだけども、この作品の最初の映画化が1982年に公開された「ブレードランナー」。かなり原作を改変しており、公開当時はさほどヒットしなかったが、斬新な映像表現が後続の作品に大きな影響を与え、現在では名作扱い。

それから35年の時を経て、この秋、「ブレードランナー 2049」が公開となった。あくまでも映画のブレードランナーの続編であり、諸設定は映画から引っ張ってきているので、レプリカント(いわゆるアンドロイド)とバウンティハンター(映画では「ブレードランナー」と呼ばれており、違法な存在のレプリカントの「処理」担当)の存在以外は、原作とほぼ別物。

ではあるが、見終わった後、最初に感じたのは「ちゃんとディックっぽい」。原作の世界観は壊さずに新しいキャラクターとイベントを取り込みつつ、「ほんもの/フェイクとは?」という問いかけを真正面から投げかけている。何より主人公のたたずまいが原作の主人公に近くて、自分としてはかなり気に入った。

※以下は遠慮無くネタバレ事項に触れていますので、折りたたみます

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第10回名古屋SF読書会

記念すべき、10回目の名古屋SF読書会は、課題本が伊藤計劃『ハーモニー』となりまして、参加人数はなんと初の定員越え。やはりアニメ化されただけあって、有名度が違う。若い参加者が増えたのも良きことかな。

人数は増えたものの、3テーブルに分かれて感想を述べあい、その後、テーブルごとに板書した内容を紹介しあうというスタイルは変わらず。1グループあたり10人プラスアルファだったが、多すぎるというほどではなく、さまざまな意見がたくさん出てきて面白かった。(司会担当者が上手に取り回して下さったおかげもあります)

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初ビブリオバトル

といっても、参戦したのではなく、観戦。
地元の図書館で開催されるというので、前々から興味があったこともあり、強引に時間を作って様子を見てきた。
先にまとめておくと、

  1. 若いっていいなあ
  2. 本好きっていいなあ

の2点につきる。
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第7回「童話塾in関西」参戦記

昨年に引き続き、京都まで講習会に行ってきました。「童話塾in関西」。
日本児童文芸家協会が主催している、こんな感じ↓の催しです。会員専用の企画や勉強会は月一程度開かれているようですが、今回は年に一度の、会員以外でも参加OKという、大変有り難い企画です。

第7回童話塾in関西用チラシ

私が参加したのはBグループ「企画書の書き方」です。あちこちで作品の企画書は大事、という話を聞くので、それが学べるよいチャンスだと思ってとびつきました。実作指導なら、創作サークルに参加したり、あるいはお金を払って小説講座を受ければチャンスは作れますが、小説の「企画書」の作り方を学ぶ機会はあまり多くないと思います。

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2017年9月&10月の読書

一月遅れで、9月に読んだ本の紹介です。
9月は個人的に「ビバ! SF」月間でした。「BLAME!」を読み切った勢いで(あのエンディングをどう理解したらいいものか悩んだ挙げ句)、「BIOMEGA」にまで手を出したという流れです。おかげで睡眠不足気味でしたが後悔はしてません。両方読んでようやく見えてくるものがあります。

そしてSFの最たるものが、ディックの「ユービック」。世界の裏表がひっくり返るすごさ、面白さがたまりません。そして追い詰められ、崖っぷちに立ってようやく強さを発揮する主人公。

SFの面白さの一つとして、世界設定にIFを持ち込むことで、現実を新たな視点で見直すことができる、というのがあります。現実は変わらなくても視点が変わることで世界の見え方が変わるといいますか、より自由に事物をとらえることができるのでは、と思う次第です。

O-bakeの本棚 – 2017年09月 (7作品)
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続いて10月はといいますと……

O-bakeの本棚 – 2017年10月 (2作品)
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はい、これだけです(涙目)
いろいろあって、コミックと資料本(3冊目を通してますがここでは非公開)を以外読む余裕がなく。読みかけの本はいくつかあるのですが、なかなか最後まで到達できません。

9月に引き続いて弐勉祭りです。「人形の国」は一応新作ですが、元の路線に戻って「BLAME!」や「BIOMEGA」でやり残したことをきっちりと、「シドニア」での成功を踏まえてもう一度やり直そうとしている感触があります。この作品の行く末も大変気になります。しばらくお付き合いしていこうかと思っています。